突然ですが皆さんガンジス川の汚さをご存知ですか??
免疫のない日本人がガンジス川に入ると、80%の人が下痢や嘔吐、発熱すると言われている、絶対に入ってはいけない川です。
2018年8月17日は僕の記念すべき日。
そう、そんな汚染度が高いガンジス川で沐浴をした日です。
今ではとてもいい経験をしたと思っていますが、その時はマジで死にかけました。
ガンジス川で沐浴してみた感想と、その後の死にかけた体験談をお話しします。。。
家のお風呂に浸かれないほど潔癖症の僕。

東南アジア周遊や、インド横断旅など比較的衛生面が悪い国ばかり旅してる僕ですが、実はとても潔癖症なのです。(特に水回りの)
例えば、公共トイレの便器は座れないので、空気椅子で用を足したり、だれかが入った後の湯船に浸かる事に抵抗があったり、結構な潔癖症の持ち主です。
そんな僕が家のお風呂の何1000倍も汚いガンジス川で沐浴するとは。。。
ガンジス川には入らないと決めていたインド20日間の旅

そんな超潔癖症の僕がジャイサルメール 〜コルカタまでインドを横断する20日間の一人旅にチャレンジしたのです。
当初の計画ではガンジス川の流れる町バラナシに訪れ、ガンジス川には入るつもりはなく、ただインド人が沐浴してる姿をぼーっと眺める予定でした。
しかし、インドを旅していく間に僕の気持ちは変わっていきました。
牛のう◯こを何回も踏んだり、ハエのたかったカレーを食べたり、インド人に習って右手でご飯を食べたりしていくうちに、なんと僕の潔癖症はどんどん改善されていきました。
ついに到着!ヒンドゥー教の聖地バラナシ
デリーから電車で約10時間揺られ、ヒンドゥー教の聖地バラナシに着きました。バラナシの雰囲気は他の町と違い独特な雰囲気です。
とにかく牛の数が多い!!

何回う◯こ踏んだことか。。。
そして現れたガンジス川!!

最初思った感想は、、、
めちゃくちゃ汚い。。。
大人から子供さらには女性までガンジス川に入って沐浴していました。

僕は唖然とその様子をぼーっと眺めていました。
一人で沐浴するのは寂しいなーと思い、普段は宿泊する事はない日本人ゲストハウスに宿泊し、共に沐浴してくれる仲間を探すことに。。。
↓3日間お世話になったバラナシお勧めの宿↓
ガンジス川で沐浴する決心が付き、いざ入水!
ルドラゲストハウスに一泊し、同じ大阪出身の方と意気投合し、ガンジス川に沐浴することに!
さらに仲間が増え、初めての海外でインドに来る強者の青年含め3人でいざガンジス川へ!
僕たちはメインガードから少し離れた人の少ない、川岸に行きました。

そして入水。。。。
頭までしっかりと浸かりました。笑

無意味なシャンプーまでしました。
沐浴してみた感想は、ガンジス川は臭くは無く、若干ぬめっとしていて、そこまで嫌な気分はなく、むしろ開放感を感じ気持ちよかったです。笑
その後高熱がでることは知らずに、、、
インド第二の都市コルカタへ

僕はガンジス川で沐浴をした後、バラナシを去りインド第二の都市コルカタでボランティアをする為に、夜行列車で向かいました。
その夜行列車の途中、発熱したのです。
何度かは分かりませんが、かなりの高熱でずっと寒気がしていました。さらに追い討ちをかけるように、列車に完備されている超冷たいエアコンが僕の体温をどんどん奪っていくのです!!
僕は支給された毛布にくるまり、列車がコルカタに着くのをひたすら耐えていました。
その時間10時間。。。
ぼっったくりの客引きが恋しく感じた。

そしてコルカタにようやく到着し、予約したゲストハウスに向かうことに。
この時点でもう意識がもうろうとしており、フラフラで重たいバックパックを背負いながら必死にタクシーを探しましたがなかか見つかりませんでした。
インドではしつこいくらい、タクシーやトゥクトゥクの客引きがあり鬱陶しかったですが、この時はぼったくっても良いから客引きしてくれー!と思いました。笑
野犬に吠えられ襲われ絶体絶命
ようやくタクシーを見つけたが、ドライバーが英語を話せず道案内に大苦戦。しかも僕は車酔いにとても弱く、車酔いと高熱のダブルパンチを喰らい、最終的には全身が痺れました。
ゲストハウスに着くも、少し離れた場所で降ろされ歩く羽目に。
フラフラな状態で歩きようやく宿について休息が取れると思ったその時!!!
ワンワン!グルル〜!ワンワンワン!!!

と野犬の大群が襲いかかってきたのです!!
野犬に噛まれて狂犬病に感染すると100%死ぬので、それだけは避けたいと思い、全力で逃げました。
もう絶体絶命の僕はついに「Help! Help!」と叫び、インド人に助けを求め、なんとか宿に入ることができました。
ついた瞬間ソファーに横たわりそのまま気を失いました。。。
インド人に介抱してもらい無事帰国

目が覚めた時、僕はベットの上で、頭には濡れた布、テーブルには水とご飯があり、インド人の親切さや人情に感動しました。
近所に住むお医者さんまで呼んでくれて、少し怖かったですが、簡単な治療と薬をもらいました。僕は海外を旅する際に海外保険には入らないので、病院に行かずに済み、本当によかったです。
そして熱も下がり無事日本に帰国することができました。
帰国後も苦しめられた薬の副作用

インドの薬はとても強力なことで有名で、例えばインドで下痢になった際にはインドの薬を飲むとすぐに治ると言われています。
僕が飲んだ解熱剤も超強力で、すぐに熱は引きましたが、帰国後1週間ほどは、めまいや下痢が止まりませんでした。笑
ガンジス川には合計で2週間ほど苦しめられました。笑
最後に
以上で「ガンジス川で沐浴したら高熱で倒れてインド人に助けてもらった話。」でした!
この経験をしたことによって、インド人の暖かさや、日本に生まれた事への感謝など普段感じる事ない貴重な経験をすることができました。
あとこころなし、免疫に強くなった気がするのと、潔癖症は改善されました!笑
ガンジス川に入ると人によって様々なストーリーが生まれると思います。
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この記事が面白いと感じたら拡散していただけると幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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