ミンガラーバー!(ミャンマーでの基本的な挨拶)
ミャンマー(ビルマ)は、100 以上の民族が存在していると言われている多民族国家で、ビルマ族が民族の70%を占め、他に中華系やイスラム系の民族が存在しています。
最大の都市ヤンゴンには、東南アジア独特の活気あふれるマーケットや、数多くの公園や湖があり、黄金色に輝く仏塔、「シュエダゴン パゴダ」がそびえています!
1948年にイギリスから独立して以降、海外受け入れを積極的に行い、その熱心で低賃金の労働力は世界から注目を浴び、日系企業含め様々な国がこの国に注目しています!
そこで今回は、「アジア最後のフロンティア」と呼ばれるミャンマーの基礎情報をご紹介します!
ミャンマーの基礎情報

ミャンマー連邦共和国(ビルマ)
- 首都:ネピドー(最大の都市はヤンゴン)
- 人口:5,142万人
- 言語:ビルマ語
- 通貨:チャット(MMK)
- GDP: 693.2億アメリカ合衆国ドル (2017年)
- GDP成長率:6.4%(前年比)(2017年)
- 宗教:上座部仏教90%
- 大統領:ウィン・ミン(国家顧問:アウンサンスーチー)
ミャンマーの位置と地理的情報
ミャンマーは東南アジアに位置しており、「超巨大先進国の中国」「現在都市化中のタイ」「世界の経済大国にあるであろうインド」に面しており、東南アジアと西アジアをつなぐ重要な位置にあります。
ミャンマーは南北に長い形をしており、面積は日本の1.8倍あります。
ミャンマーの気候と服装


(出所:地球の歩き方)
ミャンマーは南北に長い為、地域によって気候が違います。
最大の都市ヤンゴンでは、年間を通して高湿度であり雨季の4月〜10月には降水量も多くなり500mを超える降水量も少なくありません。
またインフラが整っておらず道路が冠水することがよくあるので、この時期の旅行はできるだけ避けましょう!
世界三大仏教遺跡や多くの観光地がある、中部のマンダレー、バガンでは比較的降水量も少ない地域です。しかし乾期の11月〜2月は最低気温が15度程までに下がるので、防寒着も必要になってきます。
服装に関しては、仏教寺院や仏塔内では肌の露出が多いものは禁止されており、タンクトップ、ショートパンツ、帽子の着用が禁止されています。
ミャンマーでの移動手段

ミャンマーでの主な交通手段は以下の5つです。
- バス
- 電車
- 船
- タクシー
- ヤンゴン環状線
ミャンマー国内の街のほとんどが新線道路で繋がれており、バスは主要な移動手段となっています。ヤンゴン〜マンダレーのような大都市の移動にはエアコン付きのVIPバスが運行しており、観光客の主な移動手段となっています。
ミャンマーでは国土全体に多くの河川が行き渡っており、国土の中央を「エーヤワーディ川」や支流が流れている為、船での移動も盛んに行われています。
大都会のヤンゴンでは東京の山手線のような(エアコン等は無い)環状線が運行しており、一律200チャット(約15円)で乗車可能です。しかしスピードはかなり遅いので、移動手段というよりは、電車に揺られながら街の様子を見るのがいいでしょう。
ミャンマーの物価

ミャンマーの物価は近隣のタイと同じくらいで、1/3以下と言われています。
しかしミャンマーは多くの外国製品を輸入し販売している為、外国人向けの商品や輸入品は割高です。現地人(ミャンマー人)向けの商品は、バスの初乗りが4円、屋台料理100円〜とかなり安いです。
ミャンマーでの生活費を安く抑えたい方は、現地人と同じような生活を過ごせばかなり出費を抑える事が出来るでしょう。
ミャンマーの治安

海外安全ホームページ: 危険・スポット・広域情報ではミャンマー全域にレベル1(十分注意してください)との注意が発表されています。
ミャンマーの人口の9割は仏教徒で温厚な人が多いと言われておりますが、最近では都心部での犯罪が増加傾向にあるとのことです。外国人観光局が年々増えてきており、日本人はお金持ちというイメージが強い為、日本人に対しての窃盗やスリが多くおるとの情報が多くあります。
また、ミャンマー全域に野犬が多く狂犬病にも注意が必要です。
ミャンマーの食文化・ビルマ料理
ミャンマーでは主に「ビルマ料理」と呼ばれる郷土料理が主流であり、スパイスの使用が比較的抑えられているのと、油をよく使う料理として認識されています。
主食は主に米であり、1,2種類の副菜(煮込み料理が中心)を添えて大量の米と同時に食すのがビルマ料理の食べ方です。
ヒン(Hin)

「ヒン」は玉ねぎをベースにしたカレー味のスープを肉、魚、野菜と共に煮込んだビルマ料理の代表的なおかずです。辛さは比較的少なく、日本人にとっては食べやすい味付けになっておりご飯と良く合います。
アチョ

ミャンマーでは油で揚げた料理がとてもポピュラーで、バナナ、エビ、豆などを揚げて食べます。日本人は油を多量摂取しすぎるとお腹を壊しやすいので、控えめに食べましょう。
ラペソー

「ラペソー」は主におやつや間食で食べられるもので、お茶の葉っぱを油に和えて食べます。カフェインが多く含まれており眠気覚ましにも効果的です!
なぜ「アジア最後のフロンティア」と呼ばれるのか?

ミャンマーは最近まで世界経済と隔絶されたような状況が続いており、事実上の「鎖国」状態にありました。2011年に新政権が発足し、外国との経済制裁が緩和され積極的な海外進出に向けた取り組みを始めたことから「アジア最後のフロンティア」と呼ばれるようになりました。
ミャンマーでは熱心で低賃金の労働料が豊富であり、それを理由に海外企業がこの地にどんどん進出し、2013年以降には8%近い経済成長を遂げています。
ミャンマー基礎情報まとめ
いかがでしたでしょうか?
ミャンマーは最近まで事実上「鎖国」状態の国であった為、手つかずの美しい自然や、まだまだネットには乗っていない情報が山ほどある魅力ある国の1つです!
周辺には中国を始め巨大なマーケットが隣接し、多民族で低賃金の若い労働力が豊富であり、今後の経済成長にも期待が持てる国です!
2018年10月より日本人に対する、入国の際のビザが免除された為、簡単に行く事が出来るのでぜひこの際に訪れてみてはいかがでしょうか!
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